どん底のような環境にいるとき、どうやって這い上がればいいのか?
●どん底のような環境にいるとき、どうやって這い上がればいいのか?
どうも、早乙女です。
今回は、どん底のような環境にいるとき、どうやって這い上がればいいのか?、というテーマでお話しします。
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とにかくやる気が出ない時、意志力に任せてもムダ

ヤバイ、本当に全くと言っていいほどやる気が湧かない。
そんな絶不調なコンディションのときが、自分はまちまちあります。
会社で「死ね」と言われたときもそうですが、例えば雨で低気圧+夜が上手く眠れずでも毎日の習慣で6時に目覚めてしまった休日の日といったとき、12時頃まで寝てしまって寝ぼけていてテンションが全然上がらない時など、元気なときでもあるんです。
自分だけかもしれませんが、かつての緊急事態宣言で2週間ほど自宅待機で一歩も外に出られなかったときも似たような感じでした。
いや、何でもしていいときなのに絶不調になるのか? と思われるかもしれませんが、ものすごくなります。
そのとき、自分の生活リズムが狂いに狂って、かつ何でもできてしまうのでずっと遊んでしまうことがありました。
緊急事態宣言が出て自宅待機になった当初、疲れていたので家でゆったりと、ずーっと休んで英気を養っていました。
まあ、それは数日あってもいいと思っています。
問題はその後です。
疲れが回復して元気モリモリになっても、遊ぶやる気はいくらでも湧いてくるけれども、副業とか読書など未来のための行動が全然できなかったんです。
たとえ朝7時に起きてこれから頑張ろう! と思っても、「まずは気晴らしにyoutube見るか~」となったら気が付けば昼の12時になって結局何もできませんでした。
その後もヤバいとは思いましたが、昼食を食べていつもの昼寝をして、目が覚めたら目をシャキッと覚ますためだとゲームをしていたら、30分のつもりがずるずると6時間くらい続いて、気づけば日が落ちていることも良くありました。
平日よりもたくさん時間があるはずなのにずっと遊んでいて、ブログの1記事も書けず本の1ページも読めず、本当に何もできなかったんです。
…まあ、ゲームは進みまくりだったんですけどね^^;
それは絶対に良くないと、少なくとも会社で働いていたときより本を読まなくなったのは時間ができて自由(仮)になったとしても絶対に良くないからどうにかしたいと思いつつ、どうしようもできていない自分がいました。
前日にスケジュールを立てても崩れ去り、「明日こそこれを読む!」と思っても一向に進まない、最悪な自分だったんです。
どうにかしないとこのままダラダラしてしまうと、ものすごい焦燥感があった割には、何もできませんでした。
物理的に動くことが、自分を律する手段だった

そうして色々模索して、自分なりに解決策を見つけました。
「物理的に動くこと」だったんです。
自宅待機中は、家から一歩も出ず、料理のために食材を数分歩いて買う、程度でした。
それでも3日に1回家を出ればいい方で、本当にほぼ外に出ず、ずっと家で固まっていたんです。
このままじゃ絶対に良くないのは分かっていたので、何か刺激が必要だと考えました。
もちろん、ゲーム的な刺激は逆効果なのでそれ以外です。笑
まず、特に用がなかろうとも、ベランダに出て外の空気を吸うようにしました。
それだけでも、多少の効果が出てきました。
ベランダから外の景色を眺めるだけでも、ゲームでスパークした頭が洗われるようで、頭のびりびりした感じというか、とにかくゲームしたいという本能的欲求が抑えられて、理性的になり始めたんです。
…ベランダに出るだけではまだ効果はまだ薄かったので、他にもやり始めました。
次にやったのが断捨離です。
自宅に本がたくさんあったのですが、それを4分の1以下にしました。
心がものすごく痛みましたが、いつかの引っ越しのことも考えて、ガスガス捨てていったんです。
初めの100冊くらいは割とバッサリ捨てることができました。
「これは必要ない」と明確に思えたからです。
基本的に本に書き込みがあったのでそのまま捨てていましたが、新品みたいな感じであればヤフオクやメルカリで売りつつ、本を減らしていきました。
それからの100冊は心が痛んで、「いつか使うかもしれない」とか「捨てがたい」で悩んでいましたが、1日に少しづつ捨てて行って、「これはもう話せるし大丈夫」とか「覚えてないならいらない」とあるとき覚悟を持って一気に捨てるようになりました。
本の言葉を引用するんじゃなくて、自分の言葉で話すだろうな、と思ったことも大きかったかもしれません。
そうなってくると床に積読されていた本もなくなり、家の中がスッキリしたので、風通しが良くなりました。
それでも50冊は残ってしまいましたが、許容範囲ということにしました。笑
そして気のせいかもしれませんが、自分の頭の中のゴミもスッキリしてきたんです。
最後には毎日30分は外に出て散歩するようにしたところ、少しずつではありますが理性的に動ける自分が戻ってきました。
とりあえずスマホ、とりあえずyoutubeの状況から、理性的に「午前中は頑張ろう」とか、「今日はここまで終わらせる」といったことができるようになってきたんです。
これから、自由になりすぎて何でもできる状態だと、自分の本能的な部分が大騒ぎしてずっとゲームするなど欲望のままに生きてしまいます。
それが嫌なら自分の理性的な部分がきちんと生きていけるように、「自分で自分をコントロールできるようになる」というのが必要なんだと痛感させられました。
理性的な自分で動けるように、自分の理性を高める必要があったんです。
どん底のような環境にいるときも、「辛い」という自分の本能的な、感情的なものに飲み込まれていては、何もできなくなってしまいます。
何か言われて当日は嵐の真っただ中だと思うのでまずは寝て、その後感情的に落ちついてきたら、自分で自分をコントロールするよう主導権を持つことが何より必要だと気づいたんです。
そのために「明日はこれをする!」と自分で考えたことを実行しようとしても結局本能に負けて無意味なので、物理的に身体を動かして頭の中のゴミを排除する。
そして、本能的な自分から少しずつシフトして理性的に変わっていく。
というのが、自分なりの這い上がりパティーンでした。