結婚式のご祝儀をゆうちょの袋で渡した男の末路
●結婚式のご祝儀をゆうちょの袋で渡した男の末路
どうも、早乙女です。
今回は、結婚式のご祝儀をゆうちょの袋で渡した男の末路、というテーマでお話しします。
音声はこちらから。
いつもの自分とは違うことをしてみた

自分は真面目一辺倒なところがあって、書かれたルールを常に守っているタイプでした。
優先席には優先されるべき人が座るべきだろうと座りませんでしたし、
イベントなどの前日には忘れないようリマインドをきっちり送るタイプでした。
とにかく書かれたこととか、決まりごと、ルールには合理性がなかろうともきちんと従うタイプで、立ち入り禁止の看板があればそれだけで先には進もうとしなかったんです。
けれどもそんな自分が結構嫌だというか、普通とか真面目っていうのが大人になって嫌になり、とあることを実行したことがあります。
友人の結婚式当日ギリギリまで、何も準備しない、ということです。
それ以前の結婚式には電車の乗り継ぎなどをきちんと把握して、あらかじめ到着予定時刻の30分前には到着するように、また持ち物とかも前日には準備して、後は持って出るだけ、というように準備していました。
しかし何も準備しないということで、式の時間をざっくりした時間しか知らずに、当日を迎えるという暴挙を行ってみたんです。
そして結果、当日になって朝起きて、「これから結婚式だ~」と招待状を読み返しました。
そして路線情報、電車の乗り継ぎを調べると、絶望パート1ですが、もはや20分以内に用意しないとデッドというか、挙式に間に合わないことが発覚したんです。笑
いやまあ、間に合わないやつですね。笑
それから大急ぎで準備をし、といっても白ワイシャツにスーツを着て、それから財布と、後聞きかじった青色のネクタイを持って、家を出ました。
ネクタイの色だけは記憶に残っていたのが不幸中の幸いでした。笑
男なので、準備がすぐに終わるのがいい所だったと本気で思います。笑
そしてネクタイを電車の中でつけて、15分で支度をしたのでお、間に合うな、と思いながら結婚式会場に向かっていたんです。
ある程度落ち着いたので電車内でスマホを触り、結婚式で必要なものをそこで見たんですね。
そして、発覚したことがありました。
どうしようもなく遅刻+αをしたが、思ったより大したことがなかった

「ご祝儀、忘れた!」
あやうく電車内で叫びそうになりましたが、いえ正確には「あ!」といってしまったので周りの人からものすごく見られましたが、ものすごく汗が出てきました^^;
それから急いで到着駅のコンビニを検索し、ATMに最速で向かうため全力準備をしました。
なんというか、ものすごく失策だったのが、比較的田舎な駅だったからかコンビニが駅のすぐ近くにないのが最悪でした^^;
加えて結婚式会場と駅ロータリーの間のシャトルバスにも乗らなければならないので、とても大慌てでした。
電車が目的の駅についたら猛ダッシュで、コンビニに向かい、まずご祝儀代を引き出しました。
この時点で2~3分の遅刻が確定しましたが、それはさておき。
それよりも、そのときの絶望パート2の方が深刻でした。
ご祝儀袋が、売ってなかったんです。
そのときものすごく急いでいたので見逃していたのかもしれませんが、とにかく見つけることができず、自分は究極の決断を迫られました。
1.大遅刻前提で、挙式に間に合わない前提でご祝儀袋を買いに行くか
2.ご祝儀袋を諦めてちょっとした遅刻になるか
コンビニを調べたときに近場にコンビニがなく、行くならそこそこ時間がかかるということを理解していたので、どちらか選ぶしかなかったんです。
3秒悩んで2、ご祝儀袋を諦めてちょっとした遅刻を選択し、シャトルバス乗り場に向かいました。
シャトルバスには結婚式が始まる時間ちょうどの時間に乗ったので、本当に2~3分の遅れになったんです。
そうしてシャトルバスに乗っていると、結婚式場1ブロック先にコンビニがあることに気づいて、「ちょっと遅れるかもしれないけどこの距離ならご祝儀袋を買ってから行こう!」ということにしました。
ですのでバスの中でダッシュの体勢を整えましたが結婚式場についた瞬間、シャトルバスの止まったところ、停車場に係の人が待ち構えていて、「今回参加される方ですか?」と流れるように聞かれたので「ハイ」と答えたら、「こちらへどうぞ」と一直線に結婚式会場に通されました。
この瞬間、ご祝儀袋は諦めました。
どうやら受付は終わっていたらしく、即座に中に通されて、挙式しているチャペルに通されました。
まあ、間に合いました。笑
挙式が終わったらぞろぞろと移動し、近くにいた友人からは「何? 裏で何かしてたの?」と心配され心が痛みましたが、受付をしていた友人から「遅刻だろ~」と暴露されてしまって、大爆笑されていました^^;
普通やらかさないことなので、やらかしてしまって話のネタが尽きませんでした。笑
それから終わってしまった受付を再開してもらい、いざご祝儀を渡す段階になりました。
堂々と見せるのが恥ずかしく、スーツの内ポケットにしまっていたものをそっと受付担当の友人に渡しました。
そうしたら、「え、ちょ、え、それは!!!!笑」と大爆笑され、それが落ち着いたら「結婚式ではこういったご祝儀袋で渡すんですよ」とくどくどくどくど、ガスガスガスガスと、心をえぐられる説教をされたんです。
まあ、当然ですよね。。。
それから優しさで「ゆうちょの袋をご祝儀袋に混ぜられないから、俺と一緒の連名にしよう」という漢気ある言葉に救われて、友人のご祝儀袋に一緒に入れてもらって、その場は収まりました。
…その後の食事でも、ゆうちょの袋がご祝儀袋事件で、ずーっとネタにされていたので、一生終わらない話になりました^^;
特にですね、自分がですね、他の人がスピーチでかんでいたところ、笑いどころで笑っていたら、「自分のことは棚に上げて人のこと笑ってんのかよ。笑」と言われて、しゅーんとしながらも結婚式は終わりました。
新郎新婦にも「爆弾を用意させて頂きました」と爆笑も取り、なんやかんやで無事に結婚式はつつがなく終わりました。
それからのことです。
無事に結婚式が終わり、ご祝儀袋を開封した新郎新婦から、画像が送られてきました。
「このご祝儀袋、絶対あなたでしょ!」と。
大爆笑で送られてきました。笑
こちらとしては申し訳なさ130%だったので、ありとあらゆる手管を使って謝りましたがそんなことではなく、大爆笑してその場は終わりました。笑
「むしろ結婚式後も楽しめるように爆笑ネタを挟んでくるとはやるわー」と言われ、プラスかマイナスかでいったらプラスになった結果になりました。笑
…まあ、印象に残りすぎたので、きっちり覚えられたので、次回はやらないと思います^^;
結構やらかしたけれども大したことにならなかった

といったように、「やったらまずいな~」と思うことをやってみたんですが、結果はまあ、悪くはない結果になりました。
勝手に自分の中でブロックを作っていて、「決められた通りにやらなければならない」という思い込みが外れたんです。
それから結婚式で毎回ゆうちょの袋で渡すわけではもちろんないんですが、「あ、意外と常識から外れてもどーとでもなる」と、固く、固く、真面目に真面目に今までやってきた自分が変わってきたんです。
ガッチガチに「こうあるべき」と考えていると、常識に縛られてできることもできなくなります。
少なくとも今回なら遅刻はできない、ご祝儀袋忘れた、となってもはや欠席していたかもしれません。
でも、世の中は案外優しく動いていて、どうとでもなることがあるんです。
「こうしなければならないのではないか?」とルールや常識、世間体から縛っている自分から抜け出して、常識を破ってみると、新たな発見もあると思います。
もっと肩の力を抜いて生きると確実に生きやすくなりますよ^^