副業だってバンジージャンプのように残酷な現実があります
●副業だってバンジージャンプのように残酷な現実があります
どうも、早乙女です。
今回は、副業だってバンジージャンプのように残酷な現実があります、というテーマでお話しします。
音声はこちらから。
バンジージャンプは体験したら怖さが分かった

自分は昔、群馬県の水上というところに、猿ヶ京というところがあって、そこに行ったことがあります。
自分が「バンジージャンプやりたい!」と言っていたら、群馬県に住んでいる知り合いから「猿ヶ京でバンジージャンプやろうぜ!」と来たので、予定を合わせて群馬県に行ったんですね。
バンジージャンプにはそこそこ憧れがあって、というのもその前にパラグライダーをやっていて、初パラグライダーだったんですが、飛んだときに空気を感じて飛ぶようなことであるとか、パラグライダーをやっていると無重力感がちょっとあるんですね。
その感覚が新しくて、とても楽しくて、ならパラグライダーだけじゃなくてバンジージャンプでも手軽に味わってみたい! というのがあったんです。
スカイダイビングだと価格的に泣いちゃいますし、やるならちょうどよさそうなバンジージャンプは楽しそうだなぁ、と思っていました。
そして昔見ていたテレビでバンジージャンプで怖がっているような人を見ていて、「何が怖いんだ?」と思っていたんです。
現状、昔だったらいざ知らず、現代なら安全性は確保されているし、いやまあ絶対はないですが滅多に事故とかはないですし、縄があるからほどけないだろうし、死ぬ確率は相当に低いはずです。
にもかかわらず何が怖いんだろう、とそのときのヤベー自分は思っていました。
知り合いの都合に合わせて群馬県の猿ヶ京に行って、バンジージャンプに申し込みました。
ただ一緒に行った知り合いが「ごめん、今日は体調が悪いから1人でやって!」と言われたときには裏切られたと思いましたが、せっかくの本格的なバンジージャンプだったので、とても楽しみにしていました。
バンジージャンプではお決まりである、死んでも責任取れませんよ、の誓約書を書いて、ハーネスとかをしっかりつけて、飛ぶ場所、すなわち橋の真ん中に向かいます。
そこでは雇われたであろう外国人留学生のアルバイトっぽいスタッフの人が待っていて、「いよいよ飛ぶんだ」と、とても楽しみにでした。
このときもバンジージャンプで飛ぶことが楽しみで、ウキウキしていたと思います。笑
そして飛ぶ直前に説明を受けて、「1、2、3で飛んでくださいね」とちょっとカタコトで言われて、ここで留学生だなって気づいたんですね、といった簡単な説明を受けて、次の人が飛ぶのを待っていました。
自分の番が来るのを待っていたんです。
待機場所というのが橋から外に出ていて、そこで座っていた感じです。
飛ぶ場所でもあって、ちょっと広く作られていたスペースでした。
で前の人が飛び終わって縄がぐるぐると回って回収されて、その人が無事待機場所に足をつけて、橋へと戻って、いよいよ自分の番がきたと、とてもワクワクしてバンジージャンプの飛ぶ台に立ちました。
命綱である縄を確かもう1個厳重に新しくカチッとつけられて、いざ飛ばんと飛ぶ人の場所に立っていました。
それから「飛ぶときは危ないから縁に立ってね」と言われて、縁に立ったときのことです。
その瞬間に、ぶわっと、怖くなったんです。
飛び降りることが分かった瞬間、本能が恐怖した

橋の上とか誓約書を書いている最中、いや待機場所ですらバンジージャンプで飛ぶことは全く怖くない、正直余裕だろうと思っていたのに、飛ぶ直前、その縁に立った瞬間、あまりに怖くて、恐怖が急激に持ち上がってきたんです。
本当にちょっと前までは「こんなのヨユーでしょ」と思っていたんですが、全くそんなことはなくて、「1、2、3」と掛け声をかけられたのに、本当に恐怖がぶっときてしまって、飛ぶ勇気がボッキリとくじかれて、飛ぶことができませんでした。
「ちょっとスイマセン、一回止まってください」といって後ろにふらついたら、それに慣れっこなのか説明の人が、「はいはいオッケー」みたいな感じで「はい、もう一回行きましょう」と、改めて飛ばされようとしました。
怖かったから後ずさっていたのに、それでも縁に立たされようとしていたので、「こっちはこんなに怖いのに飛ばせようとか、この人たちは心がないな」とか「人間じゃない!」と思っていました。笑
まあ、アルバイトの人たちも、そういう人ばっかりで見飽きていたのかもしれませんね。
そうして急かされてもう一度縁に立って、やっぱり恐怖がずーっと収まらなくて、「本当にこれ飛ばなきゃいけないのか」と申し込んだ自分を恨みながら、頭の中で複雑な感情がぐるぐる回っていたんですね。
安全だろうとか、自分を必死になって説得したんですが、そんなことは全く効果がなくて、「もう、これは飛ぶ一歩を踏み出すしかない、理論とかそんなことじゃなくて、ただただこれはやるしかないんだ」って思ったんです。
本当に、論理的に、絶対はないですけれども、絶対安全でしょとか、死なないでしょとか、意識の上では分かっていましたが、そんなことは本当にどうでもよくて、ただ気合いで飛べるかどうか、それだけでした。笑
だからそう気づいたとき、どうでもいいから一歩踏み出すしかないと、半眼で思い切って飛んで、飛んだ瞬間はなかなかきついものがありましたが、バンジージャンプで飛ぶことができました。
このとき、テレビとかで「そこに立って飛ぶだけじゃん、何が難しいんだよ、何で泣くんだよ」とかサイコパスみたいなことを思っていましたが、現実やってみれば違うんだな、ってことを激しく理解しました。笑
もう絶対にバンジージャンプを舐めてかからないです。笑
やってみたら現実は全然違うことは当然のようにある

そういった経験もしたので、「なんでも思い描いていること、イメージしたこととと現実は絶対にどこか違う」ってことを念頭に置いています。
これでちょっと思ったのが、副業でも偏見があって、友人から良く「副業やってるとお金稼げていいよね」と言われていました。
それに対してずっと思っていたことは、「お前が遊んでいる時間を副業に費やしてるからだよ!」と言いたいのをぐっとこらえて、ずーっと曖昧に笑ってやり過ごしていました。
副業と聞いて、「気軽にお金を稼げる楽なこと」と思えるかもしれません。
でも現実は、実際に打席に立って分かること、バンジージャンプで飛ぶ瞬間の縁に立って分かることが、絶対にあるんです。
本当に現実は副業でお金を稼げるようになるにはたくさんのハードルがありすぎて、ものすごく大変なんです。
そしてそのハードルを越えてようやく、お金を稼げるようになります。
「副業やってるとお金稼げていいよね」と思うなら、ぜひ一度やってみればいいと思います。
出来ている人、優秀な人ならスイスイっとできてしまうかもしれませんが、一般的な人間なら、現実に打ちひしがれるはずです。笑
本当にですね、バンジージャンプみたいに思い描いていることはあくまでイメージでしかなくて、現実は苦しいことがほとんどです。
というか、そうだからこそ現実でぐるぐるしてますよね?笑
自分に全力ブーメランで返ってきますが、現実を変えるにはやっぱ打席に立ってめっちゃ怖い思いをしたとしても、難しくとも頑張って挑戦して、そのハードルを乗り越えるしかないんです。
でハードルを乗り越えようと、現実を頑張っている人こそ、現実を変える資格があるとも、思えるんです。