食事において、これだけは知って欲しい1つのこと
●食事において、これだけは知って欲しい1つのこと
どうも、早乙女です。
今回は、食事において、これだけは知って欲しい1つのこと、というテーマでお話しします。
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何がどうして良いかを知ることで有益になる

とある友人宅の食事にお邪魔したときのことでした。
そのときの食事での目玉がレバーペーストでした。
イマイチどういったものか分かっていなかったのですが、レバーをペースト状にした、美味しい物でした^^
レバーペーストを紹介されたときの一言なのですが、「レバーにはビタミンDがたくさん含まれているから、健康になるぜ!」ということでした。
そのとき言いたいことが色々と頭の上でぐるぐると渦巻きましたが、ぐっとこらえて「ソウダネー」と同意して何も考えずに流すことにしました。
ビタミンDがあるから大丈夫的な発言が、ちょっと嫌だったんですね。笑
この友人に限らず、テレビや両親もそうなのですが、「この食材にはこれが含まれているから健康に良い!」的な論調が、ものすごくテキトーにまかり通っているなあ、と思うんです。
別に意識してそれを食べ続けるとかそういうことならまだいいんですが、それが一過性で1週間もすれば忘れるし、ずっと食べ続けるってこともないので特に考えてないんだろうなぁ、と食事に気を遣っている自分としてはモヤモヤしてしまいます。
本当に健康に良いと思うなら食べ続けるべきですし、いえまあ総合的に見れば間違っているのでもっと食事について知るべきなんじゃないかと思うんです。
ビタミンDが身体にいいことは事実ですが、どれだけ身体にいいかってよくわかっていないように感じます。
例えば高校生の頃の勉強で、地理歴史や生物化学もできた方がいいですよね?
ただ、そこまで含めてしまうと量が膨大ですしセンター試験などの試験で使わないことを考えれば、重要度を考えて捨てる教科もありましたよね?
特に理系の人なら地理歴史はほぼほぼ捨てていたと思いますし、逆に文系の人なら生物化学って無きに等しいものだったと思います。
といったように、できるに越したことはないけれど、現実的に全部はできないから優先順位の低い物を捨てる、ってことは普通にあったと思います。
それが健康ではその優先順位がバラバラで、「これが健康にいい!」とテレビで言われれば一時的に優先順位のトップに来るようで、テキトーだなぁ、と思ってしまうんです。
ですので、食事あるいは栄養について、優先順位だけは知って欲しいんです。
食事も優先順位をつける

これを知っておけば、食事において優先すべき順番が分かってテキトーな情報に振り回されることはなくなりますし、その情報が「優先順位の低い中での重要さ」という、言って分かりにくいかもしれませんが、下の上みたいな位置づけになるのが分かって、頑張るべきことかそうでもないことかが分かります。
では、具体的に優先順位を見ていくと、一番優先すべきは、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素です。
これが身体の元、材料になるので、これがまず揃っていることが最も大切なことになります。
現代食としては炭水化物が特にですね、加えて脂質が過剰になりがちなので、そこは抑えてたんぱく質もきっちりとることが重要です。
これら炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素を必要量取ってから、それが土台になるので、それを満たしてから次の段階に行くといいです。
次に大切なのが、ビタミンやミネラル。
よくあるテレビ番組などでここがテキトーだと思えていて、「ビタミンDが良い!」ことには間違いはないのですが、それはたんぱく質を抑えてまで重要か、といわれるとそうではないと思うんです。
ビタミンDがたくさんあっても血液が十分でなかったりホルモンの材料が少なければ、ビタミンがたくさんあろうとも効果は半減します。
だからこそ、まずは三大栄養素を満たしてから、ビタミンやミネラルを考えるべきです。
というのと正直な話、ビタミンもミネラルも種類が多すぎて全部を満たすのは無理だと思っています。笑
ビタミンBだけでもビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B7、B9、B12とありすぎて、名称を使うならナイアシンとか葉酸とか、色々ありすぎて全部やろうと思ったら毎日計算で終わってしまうんですね^^;
アプリで登録して食べているものの栄養、ビタミンを見ても、足りないものが出たらそれを食べるための食材を探す必要があって、なかなかにムリゲーあと感じています。
正直多すぎて、見てられないんですね^^;
ですので結局、主要なところを抑えてざっくりやるしかないんじゃないか、とも思っているところです。
ビタミン・ミネラルの次が、食物繊維。
個人的な意見としてはビタミンやミネラルより重要だと考えていますが、学術的にはビタミンやミネラルの次に大切なのが食物繊維です。
食物繊維をとることで腸内でビタミンの生成や腸内環境の改善によるメンタルの向上など、腸内環境にはまだまだ未知の可能性がたくさんあります。
食物繊維をとって腸内環境をキレイに保つ、ここまで普段の食事でできているとベストかなぁ、と思います。
そして最後が抗酸化物質です。
これはあまり聞きなじみがないかもしれません^^;
活性酸素を取り除く物質のことで、これにより老化防止が期待できます。
緑黄色野菜などに多く含まれており、摂った方が良いことは確かですが、抗酸化物質をとることよりも、食物繊維などの方が身体に良いことは多いので、そこまで頑張らなくてもいいかなぁ、とも思っています。
ざっくりとこのように、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素、ビタミンやミネラル、食物繊維、そして最後に抗酸化物質の順で大切だと思っていてください。
特にですね、ビタミンやミネラルよりも、炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素がそもそも足りていないということの方が結構多いので、まずは三大栄養素のとっている量というのを見返した方が良いと思います。
この食材いい! がいかにテキトーかが分かると思います。笑
一点突破的に食べたとしても、ビタミンやミネラルの一部しか満たせないので、結局この食材が素晴らしい! というのは、本当に都市伝説なんです^^;
食事を考えようと思ったら、まずは炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素をきちんととること、そして個人的には次に食物繊維をとる、ということをすると体調が良くなる、健康的になると考えています。