健康の中でもなぜ睡眠が大切なのか~脳機能からも当たり前の話~

●健康の中でもなぜ睡眠が大切なのか~脳機能からも当たり前の話~

どうも、早乙女です。

今回は、健康の中でもなぜ睡眠が大切なのか~脳機能からも当たり前の話~、というテーマでお話しします。

音声はこちらから。

とりあえず寝よう、話はそれからだ

健康では大まかに、食事、睡眠、運動を適切に行うことが重要です。

この中でも最も重要なのは何か、と言われたら自分は「睡眠」を選びます。

順位付けをするなら、睡眠>食事>運動の順に大切です。

なぜ睡眠が最も大切なんですか、というと、脳の活動に直結しているからです。

脳ってあらゆる行動に直結していて、身体を動かすことも、世界の認識も、痛みを感じるのも全部脳を通ります。

その脳が衰えれば脳を全部通っているので、全機能が落ち込むからです。

自分の状態を把握しようとしてもぼんやりした頭、熱に浮かされたようであれば認識できませんし、人と話そうと思っても言葉が出てこなければ自分のことも適切に伝えられなくなり、助かる余地がどんどん狭まります。

全てのベースになる脳だからこそ、最も大切にすべきだからで、だからこそ睡眠は最も重要だと考えています。

睡眠に関しては分かり切ってはいるところ、「言われなくても知ってるよ!」と言われるかもしれませんが、「7時間以上眠る」ということが大切です。

時折ショートスリーパーを勧めて3時間睡眠を推奨する人がいますが、自分とは絶対に仲良くなれません。笑

自分は7時間以上、できれば8時間睡眠を推奨しているからですね。

ショートスリーパーの人が言うこととして、「7時間睡眠を3時間睡眠にすれば4時間行動できる時間が増える!」

だからやるべき!

なんて論調を見かけますが、その人自身が短時間睡眠で頭がふらついていて、まともな思考ができていないんじゃないかと思います。

短時間睡眠は脳にダメージを与え、短時間睡眠ができるからといって健康的にはならないことが研究でも証明されているからです。

エリック・バーカー著の「残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する」という書籍が結構参考になって、睡眠に対するベースの考え方が身につきます。

「残酷すぎる成功法則」から引用すると、「「ニューヨークタイムズ」紙に掲載されたペンシルバニア大学の睡眠研究者、デービッド・ディンジスの研究によると、4時間睡眠が2週間続いた被験者は、疲れているがとくに問題はないと回答していた。そこで一連の試験を実施すると、彼らの脳機能はゼリーに近かった。6時間睡眠が2週間続いた被験者の脳は、事実上酩酊状態だった。」とあります。

短時間睡眠が続くと脳機能が衰えて、適切な判断が出来なくなって、自分が睡眠不足かも判断ができなくなるほど弱るんです。

「脳機能はゼリーに近かった」、「事実上酩酊状態だった」、というのは言い過ぎに思えるかもしれませんが、客観的にfMRIで客観的に見れば、そのレベルまで衰えているということです。

他にも短時間睡眠は気分、認知に影響を与えて、ネガティブな反応が50%も増えるとされています。

とても簡単なことで、疲れていたら気分が悪くなる、ってことです。

こういったことからも、短時間睡眠では認知が悪くなるし、効率も悪くなるし、気分も悪くなる。

やる理由が正直ないんですね^^;

眠れば効率が爆上がりする

8時間睡眠に戻すことで脳がリセットできてて、情緒的にも安定して、認知の機能が回復する、ということが言われています。

もう、7時間、できれば8時間睡眠というのはやるしかないです。笑

本当にですね、睡眠時間を削って行動時間が増やせる! なんてことに憧れを持っている人もいますが、それは幻想です。

確かに行動時間は増えますけど、その分効率が落ちて、結局何もできない、ちゃんと寝ていた時よりも全然行動ができなくなる。

っていうのが当たり前になってしまうんで、本当にやめたほうがいいです。

それでもショートスリーパーに憧れを持つ人もいますが、ショートスリーパーっていうのは遺伝的なもので、気合いでどうにかなるものではないんです。

ショートスリーパーにはhDEC2と呼ばれる遺伝子が突然変異したものを持っている人に限られています。

これを持った人っていうのは、ある種の躁うつ状態、急に元気になったり急に元気じゃなくなったりみたいなことを繰り返している、ある種感情のジェットコースターみたいな人で、一般的な人には明らかに合わない生活なんですね^^;

そんな特殊能力を得た人と、一般的な人が同じことができるはずもなく、一般的な私たちは7~8時間、良く寝た方が良いんです。

ショートスリーパーという一般的な人からすると誤った概念が広まったからか、あるいは現代が忙しくなっているからか、誘惑が増えているからか、10年前よりも睡眠時間が平均1時間ほど減っているといわれています。

そして10年前より、IQも下がっている傾向にあるといわれています。

行動時間が4時間増えて、効率が半分に落ちたら今まで以上できることが減っていて最悪ですよね?笑

そんなもの、目指さない方が良いんです。

睡眠時間が短いことに対してネガティブな研究結果は大量にあります。

それでも、睡眠時間を短く生活したいですか?

行動時間が増えても、本当にだんだんバカになって、パフォーマンスも下がって効率も悪くなって、どんどん狂っていってしまう。

そんな生活が嫌だからと、自分はいつだって上機嫌でいたいですし、脳をスッキリさせて脳機能を十分に発揮させるためにも、自分は7時間は眠る生活というのを維持しています。

みなさんも、脳機能を良くしたい、気分を良くしたい、上機嫌でいたい、効率を良くしたいと思うなら、まず睡眠をきっちりとることが重要です^^

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