●相手の上から目線な言葉にイライラしないための瞑想
どうも、早乙女です。
今回は、相手の上から目線な言葉にイライラしないための瞑想、というテーマでお話しします。
音声はこちらから。
チャットでも相手が見ていることを意識していますか?
みなさんも会社で働いていると、メールでのやり取りは頻繁にしていると思います。
特に今のご時世、メールやチャットでのやり取りがメインになっている気がします。
対面であればお互い顔を合わせていて、相手の人となりがよくわかるので、”ざっくばらん”でも普通に接することができます。
相手への敬意が多少なりともこもっていれば、話し方で変にこじれることはほとんどないと思っています。
変にずっとため口を使うとか、他社なのにですよ、だったらさすがに~、って思いますが、そんなことはしないと思うので、よっぽどのことがない限り変なことにはならないはずです。
ただ、メールやチャット。
これだと話は別で、相手の”顔”となる部分は会話の内容、すなわち文字情報しかないので、それだけで相手を判断することになります。
すなわち、送った文字で100%印象が決まってしまうってことです。
ですのである程度慎重にメールやチャットはすべきだと思っています。
特に最近やり取りしている話なんですが、ですます調は使っているんだけれども、やけに高圧的な話し方をするなぁ、という人がありました。
「討議」とか難しい言葉を頻繁に使っていたり、「意味が分かりません」と事実の羅列ではあるんだけれどもこちらへの否定がぐいぐいくる感じがあって、ちょっとキツいタイプの人だなぁ、と思っていたんです。
…まあ、こちらが始めに言っていた仕様がひっくり返されて、想定が崩れたから悪印象を持っているのかもしれませんが、1日経ってゆっくり見返しても、やっぱり言葉がキツイんじゃないかと思うんで、間違ってはないと思います。笑
それはさておいて、昔よりもこういった”ちょっと引っ掛かること”に寛容になったと感じます。
そういうと昔はどれだけ怒りっぽかったんだ、って感じですけどね。笑
でも多少イラつくことがあっても冷静に、普通に対応するよう心掛けられていると思っています。
相手の一方的な発言に対してだいぶイライラしたこともありましたが、一方的には通さずきっちりと要求を通すとか、自分の中の冷静さはきちんと保っていられています。
つい相手の一方さ加減に怒って自分の要求がどこかに行ってしまうこともなく、目的をちゃんと見据えた上で、抑えるべきことはきちんと抑えられているようです。
一番手軽にできる精神安定剤は瞑想
そのためにしていることがあって、ポピュラーかもしれませんが瞑想です。
中でもサマタ瞑想ですね。
瞑想にはおおまかに2種類あって、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想があります。
瞑想を初めてやる人にオススメなのは、サマタ瞑想の方です。
サマタ瞑想では自身の呼吸に集中します。
他のやり方もありますが、呼吸への集中が一番やりやすいです。
サマタ瞑想では、浮かぶ雑念や思考が出ても流れるまま、それに対してとりつくろわないで、流れるままにする。
そして、イマココの意識を強めます。
考えていることではなく、今五感で感じていることを言葉を通さず、ただただありのままに感じるんです。
言葉にすると、言葉に上手くできていないかもしれませんが、この部分が一番重要です。
思考すると、言語化すると脳の言語野が発火してしまうので、そうではなくただただ自分の五感に集中します。
息を吸って肋骨が上がる感覚、腸腰筋が伸びて横隔膜が広がる感覚、肺が胸や脇、背中に広がる感覚、鼻から息を吸っている感覚、新鮮な空気が喉を通って肺に流れ込む感覚などなどです。
呼吸から感じる五感のみに集中します。
やると分かるんですが五感のみへの集中は非常に難しくて、雑念や思考は絶対に浮かびます。
将来への不安や今日の食事は何をしようなど、自分なら後でこの人にメールの返信を返そうとか、今日はこういう感じで進めていこうとか、そういうのがつい浮かんでしまうんですが、雑念や思考が思い浮かんだなら、その思考に対して次々と考えることはせずに、「自分はこういう思考をしているんだな」と客観的に眺めて、流します。
そう思った自分を外から見ているイメージです。
そして雑念や思考に持っていかれずに、流れたなら、再度五感へ意識を向けます。
この意識が逸れては五感へ、逸れては五感へと意識を五感へ戻すということを、続けるんです。
サマタ瞑想をして1週間近くは「ムダな時間だなぁ、、、」と思って過ごしましたが、2週間とかしばらく経つと、作業に集中した時に出てくる雑念や思考が減っていることに気づけるんです。
自分はそうでした。
パソコンで文章を打っているとき、別のことを考えないので、速度が速くなっているんですね。
これをなんでだろうと、すごい大きな変化ではなかったのですが、なんか早くなったなぁ、と気づいたので何故かを考えてみると、雑念や思考の出てくる頻度が大きく下がったからじゃないか、すなわち瞑想のおかげだと考えています。
雑念を瞑想で消せば負荷が減る
普段の作業は自分の生み出す雑念や思考によって惑わされて、集中力を削られています。
それが瞑想で五感への意識を継続し、雑念や思考を常日頃から減らしていると、単純に思考のリソースが目の前の作業に割けるので、集中力が増すんです。
雑念や思考は現在の自分とは関係ない思考で、考えても意味がありません。
瞑想でその不要な思考を削って、イマココに集中することで作業への集中力が増しているのだと考えています。
どうでもよい思考をし続けて、リソースを消費していることにも気づいて、集中力が上がっただけではなくて楽に生きられるようになったんです。
自分と会ったことがある人は何となく感じると思いますが、思い切りがやけによかったり、シンプルなところがあると思います。
それは、瞑想のおかげで余計な思想が減っていて、シンプルに考えるクセがついているからなんです。笑
こういうと、自画自賛っぽいですが、本当にそうだと思っています。
瞑想って主観的なもので効果が分かりにくいですし、正直難しいです。
自分もチベット密教のゲルグ派の方から直接指導を受けたこともあって、瞑想が得意というか、まともな結果が出るようになったのだと感じています。
こういった、暗黙知、人から習うしかない技術に関しては、対面で習うべきだなぁ、とここでも感じているんですね。
瞑想は正しく行えば、雑念や余計な思考が減って集中力の向上や、自分のために自分の脳を使うことができるようになります。
その領域にたどり着くには瞑想は必須だと思うので、瞑想は絶対やるべきことだと考えています。