3ヶ月で100万円稼ぐ! よりも良い目標設定の仕方
●3ヶ月で100万円稼ぐ! よりも良い目標設定の仕方
どうも、早乙女です。
今回は、3ヶ月で100万円稼ぐ! よりも良い目標設定の仕方、というテーマでお話しします。
音声はこちらから。
目標にも達成しやすいやり方がある

全力ブーメランで返ってきそうなタイトルですね。笑
それはさておき、たまに人と話していて、「3ヶ月で100万円稼ぐ!」ということを目標にされるケースがありました。
熱意があってとてもいいな、とは思っていたのですが、それと同時に「もっと良い目標設定の仕方があるのに」とも思いました。
それを目標に爆裂的に頑張り続けられるならそれも良いと思うんですが、もっと良いやり方があると思ったんです。
ちょっとした昔話になりますが、以前、自分は昔小説を書いていたことがありました。
そしてやるからには賞に応募したくて、何ですけれども応募するってことは期限が決まっていて、〆切っていうのがあったんですね。
〆切から半年前、1年前くらいから書き始めたんですけれども、その頃の自分はタイピングを人差し指で打つ形式だったので、打つ速度がすごい遅かったんですね。
だったので、すごい余裕をもって書き始めたはずなのに、〆切がすごい近くに迫ってしまったことがありました。
でも間に合わせたいと、パソコンをこっそり持ち出して小説を書くことにしました。
というのも両親が厳しくて、パソコンをやりすぎると頭が悪くなると、目が悪くなるということで、夜のパソコン、本来はゲームが中心だったんですけれども、そういったものは禁止されていたからです。
ただこっそり持ち出して起きていることがバレては本末転倒なので、部屋の電気は付けずに真っ暗な中でタイピングする必要がありました。
ただ問題が、始めに言った通り、人差し指タイピングしかできなかったんです。
そもそもなんで人差し指でタイピングをするのかと言えば、キーボード配列を覚えていないからで、キーボードの文字を見て打つってやり方だったんです。
そうなると部屋の電気は付けずに真っ暗、ということなので、キーボード文字が見えない中どうにか書き進める必要がありました。
モニターの小さな明かりを頼りに、頑張って書いたんです。
そうやって小さな明かりでも、ほとんど文字が読めない状況でも頑張ってタイピングして、打ち続けていくとですね、あるときブレイクスルーが起きて、気が付いたらブラインドタッチができるようになっていて、爆裂的な速度でタイピングができるようになったんです。
その結果、夜でも完璧に進められるようになって、無事に賞の期限に間に合って、応募が出来ました。
で、結果は黒歴史って言っているほどなので、まあ、落選ですね。笑
今自分が見返すと、絶対に誰にも見せたくない黒歴史にしかなっていないです。笑
でまあ、そういった結果とかは置いておいて、この時を振り返ると、「賞に間に合わせる」という自分の能力とか、タイピング速度に関する問題は乗り越えることができました。
しかしその先の、「賞を受賞する」ことに向けてもちろん頑張っていたんですけれども、ものすごいエネルギーを注いたんですけれども、求めていた結果までは得られなかったんです。
このとき、「賞を受賞する」ことは結果であって自分にはコントロールできないけれど、「賞に間に合わせる」と自分の入力速度の問題であって過程で、自分にコントロールできることでした。
その目標はコントロール可能か?

自分の想定としてはですね、大量にエネルギーをかけていて、自分からすると受賞確定だったんですが、そんなことは受賞とは1ミリも関係なかったんです。
「賞を受賞する」という目標は結果で得られるかわからないので、目標としては不適切なんです。
下手をしたら人生で一生かかっても達成できないことで、そうなると「目標を達成できない自分」というセルフイメージが固まってしまって、喜ばしいことにはなりません。
最初の「3ヶ月で100万円稼ぐ!」というのも結果で、自分ではコントロールできません。
実現するための行動は達成できますが、「3ヶ月で100万円稼ぐ!」は達成できるか神のみぞ知ることです。
目的とか願いレベルならいいと思うんですが、具体的な行動目標であるなら、「3ヶ月で100万円稼ぐ!」だと何をしていいのか分からなくて、つまづいてしまうかもしれません。
正しい結果を求めるには正しいゴールから

BARKING UP THE WRONG TREE.
なんて言葉がありまして、直訳すると、間違った木に吠える、ということで犬が追い立てた獲物が間違った木のところにいると思って、間違った木に吠えても意味がないですよね、ってことです。
犬に教えるべきは吠えまくることじゃなくて、獲物がどこにいるかを索敵することで、とりあえず吠えまくるという結果に繋がる「かも」しれないことではありません。
それだと非効率ですよね。
獲物がどこにいるかを索敵するために、獲物を確実に捉えるために獲物を追い続けるための能力だったり、匂いを追うことなど、獲物を捕まえられる可能性が確実に高まる方法を習得することを目標にすべきなんです。
そうでなければ見当違いの、結果が出ないことをやり続けて、テキトーな木に吠え続ける、という徒労が多い未来になって行き詰ってしまいます。
だから、目標は成果に繋がる具体的な行動にして、また正しい努力をしなければならないんです。
…まあ、その「正しい努力」が何かが分からないことから始まったりするのが難しいところですね^^;
とはいえ現代、やり方は大抵の場合どこかの誰かが知っています。
そのやり方を教わって、そのやり方を習得しに行く、あるいは実践する行動回数を目標設定とすることがベターだと考えています。