大企業は学生として優秀な人を求めているから、世間に出たらマズイかもしれない

●大企業は学生として優秀な人を求めているから、世間に出たらマズイかもしれない

どうも、早乙女です。

今回は、大企業は学生として優秀な人を求めているから、世間に出たらマズイかもしれない、というテーマでお話します。

音声はこちらから。

大企業と一般企業は結構違う

学生時代に求められた才能と、社会人に求められる才能は違います、という話をしました。

学生時代は「指示待ち人間」で言われたことをやり、平均的にこなす能力が求められます。

一方で社会人になると、自発的に動ける人間で、ユニークさやコミュ力の方が求められるようになります。

学校側で量産している人間と、会社が求める才能が見事なまでにミスマッチしているんですね。笑

と言いつつですね、全ての社会人が、自発的に動けてユニークさやコミュ力を持っている人を求めている訳ではありません。

自分もものすごく痛感しているんですが、大企業になると自発的に動けてユニークさやコミュ力を持っている人はむしろ邪魔で、学生的な優秀さを持っている人が歓迎されます。

言われたことをやればいい、それを完璧にこなせばいい、他のことはむしろ余計で邪魔だ、っていう感じです。

大企業でずっと生きていくならそれでもいいのですが、現実的にそう上手くいく可能性は、、、まあ未来のことなので確たることは言えませんが、確率は低いんじゃないかと思います。

定番ですけれどもLIFE SHIFTなどを読むと、あと20年くらいは大企業もギリギリ大丈夫じゃない? という見方で、20代30代とかだと、やはり持ちそうにないんじゃないかなぁと思っています。

別に40代50代だからって、現状を変えたいというか、どんどん寿命が延びていって、保険制度がどうなるかも分からないので、動き出すことには賛成している方です。

俺は大企業にしがみついて生きていく! ってことが今後30年とかできる自信があるならいいんですが、そうではないなら他にも通用する才能を伸ばした方が良いんじゃないかと思っています。

当然ながら個人の意見よりも力の強い企業の方が勝つ

某大企業での話ですが、追い出し部屋を作って退職させたことがあるそうです。

そのやり方というのはが、某大企業でとある会社を買収して、子会社化しました。

その買収した会社が介護関係で、大企業とは関係ない業務であって、本部の人がいきなりやるとやったこともない新しいことで、また仕事内容もとてもキツイものです。

その子会社へ本部の社員を出向させることで、給料は同じだとしても今までとは業務内容があまりに違っていて、急な介護の職を与えて、リストラを言い渡さないものの仕事的にあまりに辛くさせて、追い出し部屋に追いやるケースがあったそうです。

介護という職に急に就かせて、仕事的な辛さでやめさせる、という戦略なんですね。

ならその出向を拒否すればいいんじゃないの? とも思えそうですが、ことはそう簡単ではないです。

会社員は基本的に会社からの指令は無視できないもので、実際子供がいて、持ち家もある社員の人が転勤に対してその転勤は絶対に嫌だ、みたいに裁判を起こしたことがあるそうですが、棄却されて転勤した話も聞きます。

会社員の指令って強くって、そこで働いている会社員としては逆らえないんですね。

こういった例に限らず、いざ大企業が動こうとすれば、人は簡単に辞めさせられてしまいます。

今は自分の身に起こっていないからと、マイノリティーだからだと、退職とかの強引なやり方がマイノリティーだからだと、気づいていないからかもしれませんが、いざ自分の身に何か起きた時に、じゃあ急いで行動しようだと、あまりに遅いんです。

地震が起きてから地震の備えをしても遅いように、そのリスクに気づいたら今からでも、そのリスクが起こりうる、そのリスクに対応しなければならない、と感じたならすぐに行動する必要があるんです。

先程の求められる才能の件も、大企業に慣らされて、指示待ち人間で言われたことは完璧にこなす社会人だとしても、世間一般的な判断からすると扱いにくい人材です。

世間で一般的に評価される能力を身に付ける

自分の回りにもですね、完璧を求めて期限が遅れる、あるいは残業し続けることが大量にありました。

完璧になることそれ自体は素晴らしいのかもしれません。

しかしですね、現実的に完璧にするのはほぼ100%不可能で、小さな問題を大量の時間をかけて解決する闇のゲームになっちゃうんですね。

家の掃除に1つにしても、チリ1つなくすまで完璧にキレイにする、ってことになったら、大体の掃除はすぐに終わったとしても、細かなチリまでやることになったら多分一生終わらないかと思うんですね。

そんな人が一般的な他社で働いたら、おそらく解雇されてしまうと思うんです。

Qiitaだったかどこで見た話ではあるんですが、仕事に対してあまりにも時間をかけすぎる、完璧にやろうとし過ぎる、で結局時間もかかってしまい、遅れてしまった。

確かにその人は優秀なんだけれども、どうしても時間の感覚が弱い。

その人に対して解雇を言い渡したみたいな話があったんですけれども、それって通りだなあ、と思うんですね。

だってというか、働いている側からしたら分からないかもしれないんですけれども、雇ってる側からしたら、ある程度、最低限のベースは整えた上で、物を提供する、成果物を提供するが第一優先のはずなんですね。

そうではなくて細かい些事にこだわって、いつまでもできない、っていう感じだと優秀だとしても、なかなかにキツイと思うんですね。

やっぱり、完璧を求めるっていうのは、ダメだと思うんですね。

これこそ大企業が求める才能と、市場で求められる才能、世間で求められる才能は違う、ってことなんです。

自分のこうして発信している内容も、どこか間違えていることだってあります。

噛んだことで正しい言葉が伝わらないことだって何回もあったと思います。

でも、それを気にして全てを精査していたら、永遠に何も書けません。笑

大企業で働いていると、こういった感覚がなかなか分からないかもしれませんが、世間一般では仕事を遂行する能力よりもコミュ力やユニークさ、自発的な行動力が求められます。

そしてこれからの時代、大企業で働き続けるのが難しい可能性が高いんです。

そのためやむなく外に、市場に出て今と同じ指示待ち人間のテンプレート型人間だと、苦労することは目に見えています。

そうならないうちに、市場で評価される能力を身に付ける、、、といってですねいずれも人間力というか、もっと奥深くに根付くような、筋トレの筋肉みたいにずっと頑張り続けて根付いていくようなものだと思うので、簡単には身に付けられないものだとは思うんですが、まずはちょっとずつちょっとずつ改善するとか、評価される人間としてできることを増やした方が絶対にいいです。

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