マグロから学ぶいつまでも動ける身体であり続ける方法
●マグロから学ぶいつまでも動ける身体であり続ける方法
どうも、早乙女です。
今回は、マグロから学ぶいつまでも動ける身体であり続ける方法、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
赤身と白身の魚の違い

スーパーで良く売られている赤身のお魚で、最も有名で食べられているのは、おそらく「マグロ」だと思っています。
マグロのような赤身魚は回遊魚と呼ばれて、生まれたその日から死ぬまで泳ぎ続けるといわれています。
なぜ泳ぎ続けているかと言うと情熱があるからとかヘンテコな理由ではなくてですね、ちゃんと理由があります。
理由はいくつかあるんですけれども、1つは呼吸のためです。
魚も人間と同じように、当たり前ですが呼吸をしています。
魚はエラ呼吸で、エラを動かして酸素の含まれた水を取り入れて、吐き出しています。
しかしマグロなど回遊魚はエラに筋肉がないんですね。
筋肉がないので、エラを動かすことができないんです。
そのため、泳ぎ続けることで身体全体を動かすことでエラを強制的に動かすという、ちょっとアクロバティックな呼吸をしています。
移動するために世界を回す、みたいなイメージですね。笑
人間なら肺の横隔膜を動かせないとしたら、常にジャンプし続けて呼吸をするみたいな感じになるかもしれません。
マグロっていうのはエラに筋肉がなく動かせないので、身体を動かすことで呼吸をしています。
なので、マグロは止まったら呼吸ができずに死んでしまうので、夜になっても眠らず、泳ぎ続けています。
マグロには、身体を動かし続けるので筋肉が多くあります。
一方タイなど白身魚はエラを動かす筋肉を持っているので、泳ぎ続ける必要がありません。
普通に呼吸ができるってことですね。
そのためマグロなどの赤身魚、回遊魚とは違って、泳ぎ続ける必要がないので筋力が少ない傾向にあります。
筋肉っていうのはあるだけでも酸素や栄養を消費するので、マグロのように動き続けないなら少なければ少ないに越したことはないので、筋力は少なくなる傾向にあるからです。
身体は必要ないものを削っていく

宇宙に行った人の話で、「宇宙に行くと歩けなくなる」って話を聞いたことありますかね?
宇宙に行って無重力空間に行くと、重力がないので足を支えるための筋肉が必要ないと身体が判断してしまって、筋力が落ちてしまう。
筋力だけではなくて、骨密度など立つために必要な要素もなくなってしまうんですね。
私たちはあまり意識できていませんが、立つとか、歩くとかのためにも頑丈な骨や多くの筋肉が必要で、これらはあるだけでもコストがかかります。
酸素や栄養などを常に必要になるので、なくて済むならなくそうとされてしまうんですね。
そしてこれらが必要ないと身体が判断したら、容赦なく骨や筋肉を減らしてしまうんです。
こういったことは宇宙など特徴的な話に限らず、今の生活でも同じことがいえます。
私たちも、動かなければ動くための機関が必要ないと判断されて、動けなくなってくるんです。
先程の足の筋肉にしても、最近の傾向でテレワークになって、家から一歩も出ない生活を続けていると、歩けなくなってきます。
身体が歩く機能は必要ないと判断して、筋力が落ちることがよくあるんです。
筋肉だって、人間の場合でも維持するのにコストがかかるので、身体はできるだけ減らしたいと身体の奥底ですかね、が考えているからです。
ですので、人間は動かなければ動けなくなってきます。
定年退職した人が急に老け込むのも、これが1つあると考えています。
定年退職になって会社へ行く必要がなくなって、動かなくなってしまった。
そうすると筋力も急速に衰えてしまって、老いが加速してしまうメカニズムです。
脳を使えばキレが良くなる

歩くことに限らず、業務的なこともそうです。
やることがないと窓際族的に過ごしていれば、脳の活性化する量も減っていって、いざ動こうとしてもバリバリ仕事はできなくなってきます。
緊急事態宣言で会社が休業になって、かといって外に出ることもできないのでやることがなくなった知り合いが、休業明けは何もできなかった、やる気が湧かなかったという話を聞きましたが、ここに通じてくると思っています。
脳も動かさないと錆びついて、動けなくなってくるんです。
急に動いて、といってもやっぱり錆びついているんで、ギシギシときしんで動くしかない、たとえば1週間とかして業務に慣れてようやく普通に動けるようになってくるんです。
まあ、だからといって限界を越えてオーバーワークし続ければ壊れてしまうので、今よりちょっと上の負荷を頑張って、継続するのがベストのように感じています。
まるで筋トレみたいですね。笑
筋トレっていうのは原理的には色々なところで応用が利くので、やっぱり筋トレについて1回くらい知っておくとどこにでも通じて便利だと思っています。笑
自分も年末年始ダラダラ過ごしてしまって、休みが開けた時に身体が動きにくくなっていたり、作業効率が悪いと感じて「やっちまった!」と思うことが結構あります。笑
そうならないためにも、動き続けることは必須なんです。
動き続けられる身体になるためにも、逆説的ですが動き続けることが必要なんです。
身体的なことでも、作業的なことでも、何もしていないと思ったら、少しづつ何かをやると良い結果に繋がります。