相手を説得するのではなく、背中を見せるということ
●相手を説得するのではなく、背中を見せるということ
どうも、早乙女です。
今回は、相手を説得するのではなく、背中を見せるということ、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
自然体の自分が一番いい

先日、とある先輩起業家の方とスパ懇親会をしました。笑
スパっていうのは温泉施設的なところで懇親会をして、他にもその後にディナーに行ったりだとか、そういったこともしていました。
ここでは若干仕事的な、対談もあったといえばあったのですが、どちらかというとメインはスパでゆっくりしたりとか、美味しい物を食べるとか、話に花を咲かせる懇親会でしたね。笑
とっても楽しかったです^^
先輩起業家の方は自分より何歩も先に進んでいる存在で、個人的には「時間的自由」というものを体現しているまぶしい存在でした。
月曜日という平日にスパという時間をまったり使っている、しかもそれに対して罪悪感が欠片もなくて、しかもあくせくしている感じがなく、純粋に今の楽しい時間を満喫している感じを受けました。
かといって時間をムダにダラダラ過ごしている印象はなくて、やっぱり自分より突き抜けた存在なのだあと改めて感じたのを覚えています。
時間に焦っていると、明日は仕事だから早く帰らなくちゃ、とかそういうことがあるとは思うんですが、その先輩起業家の方はそういった様子は微塵もなく余裕綽々な感じでした。
あとどこか無理をした感じもなくて、プライドのために生きているのではなくて自分がこうしたいからこうしている、と一本筋が通った、軸がある、己に沿って生きているということを強く感じさせられました。
なんというか、成功したらタワマンに住んでウェーイってやって、プライドを保つ人にそこそこあってきたのですが、そういった無理をしている感じがなかったんですね。
本当に自然体でした。
タワマンに住んでウェーイってやる人って、なぜか大抵顔が引きつっていて不自然な笑い方になって、しかも「目が笑っていない」ヤベー笑い方をするんですね。
楽しめるものなのに全然楽しめない、常に何かに追われている、そんな感覚があったんです。
でも今回お会いした先輩起業家の方は、そういった周りを気にして生きている感じではなく、本当に自分が満足しているから、自分という軸を一本立てている感覚でした。
明確な言葉にはできないのですが、思考回路が遥か高いレベルにあるんだろうな、と思っています。
自由な生き様に惹かれてしまった

話した内容については正直いろいろあって、ボディメイクの話から人間としての在り方など、あらゆる方面にジェットコースターばりに散乱していました。笑
ストレスなくて話そうと思ったことを話しているのだとも思いました。
という感じで10時間ほどという短い間過ごしただけなんですが、とても惹かれる存在で、「ああ、自分もこうなりたいな」と振り返ってそう思っていた1日になっていました。
別段、「この生活いいよ!」みたいに説得された訳ではありません。
「この生活は最高だよ!」みたいに強調されたこともありませんし、「ここ住んでてサイコーの夜景が見えるぜ!」みたいな生活自慢をされた訳でもなく、ただ世間話をしていて、そう思えたんです。
改めて振り返っても、自分でも「なぜこうなりたいと思ったのか」を明確な要素と言うか、ポイントで表せなかったんですね。
ただ、その先輩起業家の方を見ていて、「こうなりたい」といつの間にか思っていた、のが正しいのだと思います。
この「いつの間にか思っていた」みたいな感覚がとても大切だと感じていて、相手を動かしたいなら、相手を言葉とかで説得するのではなく、自分が憧れる存在となって、背中を見せることが大切だと考えています。
おそらく、この方がいかに自分の生活が良いのかを語って、あなたもこうすべきです! と説得したとしても、おそらく相手は動かないんですね。
多分、そもそも大して良いと思っていないので、言葉で説得してもおそらくムダなんです。
でも、自分の在り方として、「こういう生活が良い」というのを背中で見せて、相手がそれに共感するのであれば、相手が自然と動きたくなる、そんなメカニズムだと思うんです。
こう、自分のボードゲームに関しても、いかに良いものか、冗談めかせていかに世界平和に貢献するかとか、そうでなくても知的になって、より考える力が付きますよ、なーんてどれだけ面白いかメリットを語っても、相手はなかなかわかってくれないんですね。
まあ、ボードゲームについて全然知らない中で色々語っても、想像できないというのが一番な原因な気がしています。
でも、たまーにボードゲーム中継というか、やっている最中の写真をFacebookに上げたりすると、とっても面白そうですね~、と言ってもらえるときがそこそこあって、ちょっと喜んでいます。
言葉だと表面的で、それをやったときにどうなるかが想像できない、というところがあると思うんです。
理想の世界は自然と共鳴される

でもその憧れというものを実践していて今の自分がそうであるなら、在り方、背中を見せることで無意識的に共有出来て、「あ、この世界いいな」って共鳴するのではないかと考えています。
経験的なことですし、具体的に測定できるものでもないものなので、絶対にそうだとは言えないのが残念ですね。笑
ただですね、目に見えないことでも、経験則的に言われていることが数多くあって、「自分の仲の良い人5人の収入の平均が自分の収入になる」とか周りの人に影響される格言は数多くあります。
抽象的な話ですが「朱に交われば赤くなる」もそうですよね。
そういった格言や経験的なこともあって、人は目に見えない領域から一番大きな影響を受けているんじゃないかと思っています。
ですので相手に影響を与えたいなら、相手を言葉で説得するよりも、在り方などで背中を見せて目に見えない領域から影響を与える。
それが一番いいことだと考えています。
やっぱり自分が先陣を切るというか、憧れに向かって最速で向かうのが、一番の在り方なんじゃないかと思っています。