断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~解決編~
●断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~解決編~
どうも、早乙女です。
今回は、断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~解決編~、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
曖昧になっている優先順位を明確にする

前回の問題編の続きですね。
断捨離では「必要かもしれない」「いつか使うかもしれない」そういった物も徹底的に捨てます。
けれども人の性質的に損失を極端に嫌がる、得たものより、2倍以上損失を嫌がる損失回避性という性能があって、ほんのちょっとした使う可能性があるだけで、捨てることが難しくなります。
多少あってもいいじゃないかと思いますが、自分は意志力の観点からなるべく減らした方がいいと思っていて、というのも物というノイズ情報によって有限の意志力が使われるからです。
頭を使う機会が多ければ多いほど意志力は使われて、どんどん疲れてしまう。
すると集中力も減ってしまって成功しにくいですよ~、というお話でした。
そして今回は自分なりの解決編です。
タイトル通りですが、優先順位を明確にする、ということです。
言い換えると、自分の軸を作って、「自分にとって必要な物」という基準を持つことです。
使うかもしれなくても、自分にとって必要なのか?

自分も昔は物が捨てられない性分でした。
読み終わったけれどももう読み返さないだろう本、宇宙の起源とかですね、滅多に使わないシャープペン、いつ使うかも分からない郵便物とか、そこそこのスペースをとっていました。
そういっていますが、それより厳しかったのが、データですね。
パソコンに保存されているデータで、特に自分の場合旅行が趣味で、カメラもいいやつを使っているので、結構な重い画像と大量の画像を保存していました。
ダブルパンチなので泣きっ面に蜂みたいな感じです。笑
基本全データはOnedriveというオンラインストレージに保存しています。
たとえパソコンが壊れてもすぐに復旧できるようにするためです。
Onedriveはエクセルを使う必要があって、エクセルを使うためにはMicrosoft office365を購入したらセットで付いてきたので、それを使っている感じです。
正直google driveの方がスマホでファイルを見るとき反応が良いと思うのでそちらを使いたいなぁ、とは思うのですが、オンラインストレージに2重も料金を払うのはなぁ、、、と思ってOnedrive派です。笑
このOnedriveはストレージの容量が1TBで、この1TBを埋め尽くすほど画像が多くあったので、思いっきり容量を圧迫してしまって、保存ができなくなったときが断捨離を意識したきっかけでした。
断捨離を意識するために、近藤麻理恵さんの本とか、やましたひでこさんの本といった断捨離の本を読んで、断捨離できないか色々試行錯誤していました。
デジタルデータは物理的な容量、部屋はこれ以上保存できないという容量があります。
もちろんパソコンのハードディスクにもどれだけ保存できるか、512GBとか、1TBとか上限がありますが、基本的には無尽蔵に保存できるようになっています。
OneDriveはどうしようもなかったので、必要に迫られて断捨離をしました。笑
でも、全然進まないんですね^^;
昔作った資料のファイルは「いつか使うかもしれない」と7年経過して、1回も使っていないんですけれども捨てられませんでした。
どこかから拾ってきた「この背景キレイだな」「この背景の撮り方うまいな」と思った背景画像も、「これをみていると癒されるから」という理由でやっぱり捨てられませんでした。
旅行の写真に至っては、ファイル名を見ただけで捨てるのをやめました。
熊本に行った思い出とか、楽しいことしかなかったのでなかなか捨てられなかったんですね。
結局大した量は捨てられずに、容量はパンパンでした。
なので新しく旅行に行ったら重複しているファイルなどを必死に探して捨てて、新しい写真を保存する始末でした。笑
振り返ると、ちょっと笑えます。
このとき、「必要かもしれない、いつか使うかもしれない、でも結局は使わないもの」にメスを入れる必要があることは分かっていました。
でも、大切な思い出がなくなる感覚、自分が持っていたものがなくなる感覚があって、どうしてもデリートできなかったんです。
たとえ「この画像イイ!」と思って、後々見たらそうでもないかも、と思えた画像でも、なぜか躊躇してしまって、、捨てられませんでした。
そしてどうやって「必要かもしれない、いつか使うかもしれない、でも結局は使わない、むしろ邪魔」なものを捨てることができたか。
きっかけはすごく思いがけないところから来て、知っている人が嬉しいんですけれども、片山憲太郎さんという方の書いた、「紅」というライトノベルからでした。
過去と未来、どっちが楽しくなりますか?

主人公の紅真九郎という揉め事処理屋が、財閥令嬢の九鳳院紫の護衛をしていく、ネタバレを避けるので超簡単に言いましたが、そういうストーリーです。
同じようにネタバレを避けるためにものすごくぼかすと、この中の一説で、九鳳院紫がヤバイところに連れ去られて、事情を知った真九郎くんに対して、真九郎くんの師匠的な存在の柔沢紅香さんという女性が言い放った言葉だったんです。
「人生には無数の選択肢がある。が、正しい選択肢なんてもんはない。 選んだ後で、それを正しいものにしていくんだ」
それに対して真九郎くんが弱気に、
「・・・前向きなんですね」
と言って、この後の紅香さんが返した言葉が結構刺さりました。
「後ろに何がある?」
この言葉に痺れてしまったんですね。笑
この言葉を聞いた時、確かに過去にそこまでの意味があるのか、というのを考えてしまいました。
自分は大したことのなかった旅行の思い出も、見返して楽しむのか。
過去よりも未来はもっといいものになるんじゃないのか。
将来、もっと楽しいことのために時間を使いたいんじゃないのか。
過去なんて過ぎ去ったものに、今更変えられないのに価値はあるのか。
そう厨二病患者ばりに考えた結果ですね、いつまでも語りたい思い出は残しておいても、どうでもいい、今後も使わない、どうでもいいこと、ちょっと使うかもしれないけれどもほとんど使わないものはスッパリ切ったっていいじゃないか、と思えたんです。
で、重要なのは感化されたその日に行動することです。
明日になったら、スッと、上がって来た感覚が抜けてしまうので、早速断捨離に取り組みました。
趣味が変わって全然聞いていない音楽、とりあえず保存して悦に入っていた画像、苦労して撮ったけれども、山を1時間2時間くらい登ったんですけれども、着いたら周りが木だらけでイマイチだった風景の画像、、、
などなど、将来的に再利用しないことが確定しているものを、バッサリ捨てていきました。
それでも過去の集積はあまりにデカすぎて、あと迷いは残ってはいたので、デジタルデータを捨てるだけで、4日くらいかかりましたね。
結局、500GBくらい捨てたので、半分くらいになりました。
正直なところ、こんなにいらないもので溢れていたのか、とビビりましたね。笑
そのまま調子に乗って、家の中もバカスカ捨てていきました。
絶対に読まない宇宙の起源の本から、読めば面白いのは分かっているけれども、ストーリーは知っていますし、読み返さないであろうマンガ、これを読むくらいなら新しいのを読みたいからですね、必要のない書類、使わなくなった文具から期限の切れた保証書、キレイだからいつか使うかもととっておいたスマホの外箱など、iphoneの箱とかきれいなんでついつい取っておきたくなるんですけれども、それもポイポイ捨てました。
ゴミ袋で20袋くらいできて、家の中もこんなにいらないもので溢れていたのか、ととってもスッキリしました^^
この中で捨てたものの中にはボードゲームの元箱も捨てています。
カタンとか、カルカソンヌとか、ドミニオンとか、オリジナルの箱が無駄に大きいので、100均の透明な箱を買ってスペース圧縮しています。
これだけでもスペースが結構圧縮しました。
元箱がないので、初めて見る人に「ドヤァ」なことはできないんですけれども、スペースを圧縮して、楽しいボードゲームをいっぱい保存する方が大切だと思ったので、こうしています。
自分に必要なものの環境を作る

こうして断捨離をしていると、「集中力が〇〇%上がった!」と定量的に言えればいいんですけれども、自分の感覚なので上手く言えませんが、家は相当スッキリして、自分の頭も軽くなった感覚はそこそこあります。
シンプルイズベストです。
またこうやってまるっと捨てると、思考もシンプルになったんじゃないかと思っています。
服を選ぶ時も、服を捨てたからというのもありますが、5分あれば決まりますし、どうでもいい人との会話を切っていたら、同じビジネス仲間とのコミュニケーションばかりするようになりました。笑
友人が減ったという話でもあります。笑
優先順位が明確になった感じです。
自分が必要なもの、好きなものをより大切にするので、時間の使い方としても有意義だと思っています^^
「自分にとって必要な物」という基準を持つ。
そして、気分が乗った時に必要ないと判断したものを捨てる。
これを物理的に、断捨離からすると優先順位が明確になって決断が早くできてスピードが感が出て、集中力も保ちやすくなって超オススメです、というお話でした。
断捨離をするなら、気分が乗ったときに一気にやるのがオススメです。