断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~問題編~
●断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~問題編~
どうも、早乙女です。
今回は、断捨離で得たものを躊躇なく捨てて、優先順位を明確にする~問題編~、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
ビミョーに必要なものを捨てられるか?

捨てた習慣、の中で一番物理的な話です。笑
タイトルそのままですが、断捨離で物を捨てよう! キャンペーンになります^^
断捨離と言えば片付けの魔法の近藤麻理恵さんことこんまりさんが有名ですね。
断捨離と聞いて「いらないものを捨てるだけでしょ?」と誤解されることがたまにある気がします。
言葉のイメージではなく、ダンシャリアンの方など断捨離関連の本をキチンと読めば、それは全然違うことが分かります。
ここでまとめた言葉でも正確ではありませんが、「自分がときめいたものだけを残す」ということです。
物が捨てられないのは物理的な話ではなく、マインド的な問題である、ということでもありますね。
「自分がときめいたものだけを残す」ということは、「ゼッタイに必要!」と思ったもの以外は全部捨てるということです。
「必要ないもの」は当然のように捨てられると思いますが、「必要かもしれない」「いつか使うかもしれない」物も徹底的に捨てるということです。
割れたお皿は確実に捨てると思います。
危ないですし、陶芸をやってリサイクルしない限り確実に必要ありません。
けれども、読み終わった本でおそらく読み返さない本、滅多に使わないシャープペン、いつ使うかも分からない郵便物、、、などなど、「いつか使うかもしれない」物は全然捨てられていないのではないでしょうか?
現実には3年たっても使わないのに、未だに残っているものが大量にあります。
使うかもしれない可能性が捨てられなくさせる

自分もそんなに人のことは言えませんが、しっかり残しておきたい本は除いて、もう読まないだろうという本が大量に残っています。
ここは反省ですね。
昔と違って紙がコピー用紙とかで大量に買えるので、書きやすいボールペン派になったのですが、シャープペンもまだ使えます。
となると、1本もないはマズイのでは、と残す理由が出て残っていました。
郵便物も、1度中身を見て、お知らせなら即座に捨てています。
しかし、保険の証明など、いつか使うかもしれないとちょっとでも思うものに関しては、今も本棚の1つを占領しています。
必要かもしれない、いつか使うかもしれない。
そういったものは捨てることがもったいなくて、捨てられないんです。
もっと言うなら、自宅の錆びかけた洗濯干しセットもボロボロなんですが、ボロボロなので買い替えればいいと思いつつ、ガムテープで直しながら使っています。
壊れているなら確実に必要ないと思えますが、直して使う、という選択肢があると不便でも使い続ける、あるいは壊れてもとっておくことがあります。
ほんのちょっとした使う可能性があるだけで、捨てることが難しいんですね。
捨てるのが難しいのがなぜかを考えると、手に入れたものを捨てるということは、手に入れた代金や労力を捨てる損失だからと考えています。
そして人は、損失を極端に嫌がる損失回避性という心理があります。
100円もらう喜びより100円失う恐れの方が大きいという、アレです。
人はデフォルトで、手元から物やお金がなくなることが嫌な性質があります。
昔に買った本は、1500円かけて買ったもの。
それを捨てるということは、1500円失うことに等しい。
これが痛いんですね。
そして、自分が今持っているものが手放したくない。
どこまで捨てられるかが勝負

これと同じような話で、世の中には「やった方がいいこと」とちょっとでもやったいいことは大量に溢れています。
物も同じで、「あった方がいいもの」も大量に溢れています。
防災用品でも、ヘルメットはあった方がいい、ラジオはあった方がいい、防災用飲料水はあった方がいい、カンパンや水を入れてできるお米といった1週間分の非常食、緊急連絡網、地図、防災図鑑、寝袋、、、と、防災用品だけでも「あった方がいいもの」を全部揃えようとしたら家が埋まります^^;
ありすぎて、あった方がいいものを揃えたら、家の中は防災用品で終わります。笑
その基準では考えると、無限に物を買う必要が出てゴミ屋敷になっています^^;
「いや、部屋が散らからない程度にほどほどならいいんじゃない?」と思えるかもしれませんが、ノイズ情報がそこにあるだけで、意志力がガリガリ削られます。
人は選択肢を検討するだけで、脳のリソース、意志力が使われます。
あ、あのシャープペンもういらないかも、、、と考えても意志力が使われて、でも結局損が大きく見えて捨てずに残って、ループして、部屋に残る限り使われます^^;
物があるだけで視界に入るので、そこから発展して考えることが出てくるので、意志力が使われてしまいます。
スティーブ・ジョブズが同じ服を着ていたのも、「服の選択に時間をかけたくないから」でおおまかに同じ理由です。
同じ服なら選択肢を比較することがなくて、意志力を使う必要がない。
だから、全部同じ服にして、意志力を使わない仕組みにする。
この意志力は誤解が結構多いように思うのですが、根性でどうにかなるものではなくて、使うと無くなる消耗するものです。
どれがいいかと悩めば意志力マイナス1、これを食べたいけどダイエット中だから我慢しようとすれば意志力マイナス1、でそれを何度も繰り返せばマイナス10、部屋にあるものに意識を向けて考えれば意志力マイナス1、、、
といったように、頭を使う機会が多ければ多いほど、たとえ1個1個の量が小さくとも塵も積もればなんとやらで意志力が大量に使われて、どんどん疲れてくるんですね^^;
仕事に集中できない、と悩んでいる人は毎日服装に悩んで意志力を使い、散らかった部屋を掃除しなくてはと意志力を使って悩み、お昼に何を食べるかで悩んでいるから意志力が使い果たされて疲れてしまって、集中できていない可能性が高いです。
仕事が嫌いで集中できないではなくて、まず意志力を回復する、消耗しない仕組みを作ることが大切です。
集中力は最大の資産

この集中力、意志力が残っているかはビジネスの成功に直結するとも感じています。
お金持ちとそうでない人を比べてみると、お金持ちの人は物が少なくシンプルな傾向があるんじゃないかと思っていますが、そうでない人は物が多くごちゃごちゃしている。
物の多さ、乱雑さは脳内を表していると言っても過言じゃないと思っています。
お金持ちの人は部屋も頭もすっきりしていて、集中力を適切な方向に向けられる。
一方そうでない人は部屋と同じようにごちゃごちゃしているので、何か集中しようとしても他のことに気を取られたり、ごちゃごちゃしているので結局集中できず、意志力が削られているのでスマホとかお手軽なストレス発散に向かってより疲れてしまう。
じゃないかと個人的に推測しています。
今回長くなってしまったので、まず物が多いことの問題点をお話しました。
物は捨てることが難しく溜まる一方になってしまう、という人の性があること。
加えて、それによって意志力が削られて集中力が減ってしまい、それで成功の度合いが下がってしまうのではないか、ということでした。