人生における停滞の問題の半分は、「失敗や損失が怖い」ではなく「めんどくさい」から
●人生における停滞の問題の半分は、「失敗や損失が怖い」ではなく「めんどくさい」から
どうも、早乙女です。
今回は、人生における停滞の問題の半分は、「失敗や損失が怖い」ではなく「めんどくさい」から、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
やりたくない真の理由は、めんどくさいから

前回のお話で、失敗や損失が怖くて、人生でやらない理由が出てくるなら、誰かに引っ張ってもらうべき、という話をしました。
やらない理由がでてくる理由の一部は確かに「失敗や損失が怖いから」かもしれませんが、実は半分です。
残りの半分は他にあって、「めんどくさいから」と考えています。
周りを見ていて、「これをやったら1万円損するかもしれなくて怖い、だからやりたくない」という人は、確かに見かけます。
失敗や損失が怖い人ですね。
その一方で、ノウハウコレクターというノウハウを集めるものの行動に移せない人も大勢います。
無料を集めまくるノウハウコレクターもいますが、中にはきちんと1万円なり5万円なりお金を払っているのにあれもこれもと目移りして、結局行動しない人を何人も見てきました。
毎月のセミナーには参加するけれども、アドバイスされた内容を実践しないとか、セミナーの目的である毎日のブログを書かないといったこともありました。
傍から見て、「もったいなくないのかなぁ?」と思っていました。
そういった人は、お金を払っているので後は行動するだけなのに、行動できないパターンでした。
確かに行動することによる失敗や、時間を無駄にするかもしれない損失はありますが、その失敗や損失を怖がっている訳でもなさそうでした。
むしろ、「行動したいのにできない」悩みを抱えていました。
やれるのにやりたくない症候群

これを身近で探すと結構あります。
イベントで主催することがあるので、イベントでスペースを借りることがあります。
そのとき、カギを開けてもらうことがあります。
手荷物いっぱいで、両手が塞がっているときですね^^
カギは渡していて、後はカギで開けるだけです。
なんですが、なかなか鍵穴にカギを入れてくれないときがあったんです。
なんでか理由が全然わからなかったので、「早く開けてよ~」と催促しました。
すると帰ってきた返事が、びっくりしたのですが、「カギを刺してどちらに回せばいいのか分からないから困っている」と言われました。
はぁ、と思ってしまいました。
あるいは、ふるさと納税。
会社員でもリスクなく節税ができるものだと思っています。
というと語弊がありますが、返礼品がもらえるのでやった方がほぼ確実に得です。
このふるさと納税に関して、会社員ならやった方が得だろう、と思って、パッと行動できるようにふるさと納税のやり方をパワポにまとめて配っていたことがありました。
そうやって受け取ってくれた人のほとんどは、「ありがとう! これでできる!」と喜んでもらえました。
なので、ふるさと納税はやったものだと思って、1月頃にふるさと納税でとある人に何を選んだかを聞きました。
すると返ってきた答えは、ばつの悪そうな顔で、「良く分からなくてできなかった」でした。
ほう、と思ったことでした。
こういった、カギはやるためのハードルは、カギを挿して左と右に回してみて開くかどうかを確かめればいいだけですし、ふるさと納税の方はハードルを下げて、こういう作業をすればできます! とやりやすいようにしました。
カギなんて挿して左右に回して回る方に回して、開かなかったら逆に回してみればいいだけだと思ってます。笑
ふるさと納税ならパワポのおかげでふるさと納税できた! ありがとう! と他の人から声も頂いていたので、この資料の問題でできなかった、ということではないと思っています。
にもかかわらず、できないのはなぜなのか。
失敗や損失が怖いから?
いやいや、逆にさっきのような失敗や損をしない状況で、失敗や損失はありません。
カギに至っては何が失敗で何が損失か分かりませんし、ふるさと納税でも失敗したところで元の税額を払うだけで、特に問題ないはずです。
これは、失敗や損失が怖いといっているだけで、原因は別のところにあるからです。
シンプルに、「めんどくさいから」なんです。
初めてのことは良く分からないし、めんどくさいから。
本当にそれだけなんです。
知らないことは始めにエネルギーが必要で、めんどくさい

自分は昔、書道でうまく文字が書けませんでした。
先生が、「何度書き直してもいいよ!」って言ったら、「めんどくさいなぁ」って思いませんか?
自分はそう思いました。笑
何度書き直したところで、そんなにうまい文字が書けるわけでもないんだから、もういいじゃん、と思っていました^^;
ビジネスでもそういうところがあります。
というか、慣れるまで知らないことが出てくるので、結構めんどくさいです。
特に月次支援金の補助金の申請のように、資料何が必要なのか分かりにくくて、どの区分に入るかも分かりにくくて、本当にめんどくさかったです。
文字数が多すぎて、しかもちょっと回りくどい文章で、ちゃんと読めばできるだろうけれども、めんどくさくて読む気にならなかったです。
それでもお金のパワーにつられたからです。笑
実際に行動できない、人生で停滞してしまう理由の半分は、失敗や損失が怖いからではなく、「めんどくさいから」だと推測しています。
まさに自分はそうですし。笑
良く分からないけれども面倒そう。
そう思ったら、もうやれませんね。笑
巷によくあるモチベーションアップの方法とかはめんどくさいには無意味です。
モチベーション以前の問題なので。
めんどくさいに対して、頑張ってやろうとしても、1回限りで終わることなら別ですが、継続して行うことなら大抵は失敗します。
やろうと思って手を付けようとして、気が付いたら3時間経っていたとか。
実際にやるまでの道のりが富士山並みに長すぎて、やれないです。
めんどくさいと思いながらパソコンの前に立っていたら、気づいたら掃除していた、youtube見ていたなんて、それをやらないように避けてしまうことはザラです。
こういったとき、めんどうだと思いつつやるためには、前回と同じ解決方法ではありますが、誰かと一緒にやることです。
その場で一緒にやれば、自然とめんどくさいのハードルが下がります。
なので、コミュニティなどでの「作業会」…一緒に作業するだけの会は、結構重要だと感じています。
家でもんもんと作業するより、劇的に進みますから。笑
「めんどくさい」に対しては、自分だけで対処することはほとんどムダです。
と、ムダ歴20年くらい費やした自分が言うので、間違いないです。笑
めんどくさくてできないと困っているなら、まず誰かと一緒にやるよう、人を誘ってみてはいかがでしょうか?