人生ゲームの面白さを考察すると、増える楽しさはあれど攻略する楽しさは低いと思う

●人生ゲームの面白さを考察すると、増える楽しさはあれど攻略する楽しさは低いと思う

どうも、早乙女です。

今回はいつものボードゲーム紹介とはずれて、人生ゲームの面白さを考察すると、増える楽しさはあれど攻略する楽しさは低いと思う、ということで個人的な人生ゲームの面白さについて考察しようと思います。

音声はこちらから。

人生ゲームって、どの「面白い?」

おそらく日本では誰もがやったことのある、人生ゲームです。

「ボードゲーム」と聞いてパッと思いつくのも、この人生ゲームが多い感覚です。

あとドンジャラですかね。笑

先日あすなろラジオのMickeyさんとインタビューした際に、ボードゲームの話を少ししたんですけれども、その際にMickeyさんの「人生ゲームって面白いと思うけどなぁ」という話を受けて、ぐっとこらえましたが30分くらい語りそうになりました。笑

なので、ここでまとめて話をしようと思います。

人生ゲームの面白さってどうなんでしょう? という話です。

Mickeyさんとインタビューした際に、人生ゲームはボードゲームからしたらそこまで面白くない、という話をしました。

なぜなら、ボードゲーマーの観点からすると、そこまで面白くないから、ということになります。

「面白さ」と一言で言っても、その内容はバラバラです。

面白い人なら、場を盛り上げたり、予想外のことを言って楽しませてくれる人のことです。

面白い体験なら、今まで味わったことのない新鮮さがあると思います。。

では、人生ゲーム。

人生ゲームなら、自分の考察ではありますが、お金が増えていくこと。

これが「面白い」だと思います。

人生ゲームの中でちょっと異端な、人生ゲーム Blackという人生の厳しさを伝える借金を負いまくるシーズンでなければ、基本的にはお金が溜まって面白いと思います。

ソシャゲでも、ダメージが10とか20よりも10000とか20000とか、100万の方が「すごいダメージ入った楽しい!」となぜか楽しくなるのと同じです。

具体的な出典は忘れましたが、ポイント制にすると仕事も楽しくなる、みたいな話がありました。

何だか、とりあえず数値が高ければ上手くいったと思って、面白いんですよね。笑

人生ゲームはゲームとしては一本道の絶望

「面白い」と感じる理由はシーンによってバラバラです。

自分もお金が増えれば楽しくなって、面白くなるタイプの現金な人間ですが、ボードゲームに関してはシビアで違います。笑

めんどくさいやつですね。笑

人生ゲームにお金が増える面白さはありますが、毎回条件(人や引くカード)が異なって条件が変わる新鮮な感覚とか、条件がリアルタイムに変わるので思考もリアルタイムに変えて戦略を変え続けてて勝ったという爽快感は薄いです。

人生ゲームはサイコロを回して、出た目の数だけ進んで、止まったマスの内容を処理するゲームです。

このサイコロを回す、進む、内容を処理するに、戦略や頑張りって、ないと思います。

頑張って変えられることって、たぶんないですよね?

サイコロを回して止まったマスの内容で全てが決まるので、勝利のためにプレイヤーが介入できる余地がありません。

最近の人生ゲームだと違うかもしれないので、何とも言えないですけど。

20年前くらいならそんな感じでした。

狙った位置でサイコロを止める修行をしているなら別ですが。笑

人生ゲームの勝敗はサイコロという運にしか頼れないもので決まります。

特に最初に決まる職業がものすごく重要で、あまり職業の名前は覚えていませんけど、サイコロの出た数×5000円が給料日にもらえるタレントとかが強かった気がします^^

現実的に考えると、サイコロの期待値が5.5なので、タレントの給与の期待値は27500円。

確か30000円もらえる職業があったので、そっちの方が強いですね。笑

それはおいておいて、勝つためにできることが何もない、それがあまり好きではなくて、子供時代に早く人生ゲームに飽きてしまった気がします。

勝つためにやろう! と思って何もできないので^^;

ボードゲームの真髄は頭を使うこと

で、自分の考えるボードゲームの面白さは、「毎回条件が変わって、人が絡んで戦略が変わる中リアルタイムに考え続ける快感と新鮮さ」重要だと思っています。

例えばカタンなら、人の性格でも戦略が変わります。

「ガンガン行こうぜ!」の人と「いのちだいじに」なら戦略は違って同じやり方なら負けますし、運頼み傾向が強いリスクテイカーか確実性を狙う銀行員タイプでも、やり方が大きく変わります。

また毎回マス目というか、フィールドが変わるので、同じ戦略が活かせることはほぼありません。

しかも人は成長するので、同じやり方をして舐めプをしていると、いつの間にか他の人が慣れて強くなり、「あれ持ってるはずなのになぜか負ける…」と負けるようになってしまいます。笑

そのときどきで上手くいかなければ別の戦略にする、というリアルタイムな判断が求められるので、頭をずっと使って戦略を練る必要もあります。

いつもと同じ・ずっと同じ戦略ではなかなか勝てません。

本当にカタンの強い人にはまるで歯が立ちません。

なんでサイコロで得られる資源が毎回変わるのに、なんで毎回あの人勝つの?

と、戦略の重要性が分かります。

戦略で勝てる感覚が、ボードゲームの醍醐味だと思うんです。

こういった常に新しい感覚で、頭を使い続ければ勝てる、この感覚が、ボードゲームとして「面白い」だと思うんです。

人生ゲームではこの感覚がないので、「ボードゲーム」という枠組み、すなわち攻略する楽しみが少なくて、個人的にはビミョーと考えています。

一介のボードゲーマーとしては、考える要素のあるボードゲームが面白いんじゃないか、人生ゲームより他のボードゲームの方がオススメです、という話でした。

Follow me!

コメントを残す