疲れた時に甘いものを食べたくなるのは幻想、脳のバグでは
●疲れた時に甘いものを食べたくなるのは幻想、脳のバグでは
どうも、早乙女です。
今回は、疲れた時に甘いものを食べたくなるのは幻想、脳のバグでは、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
超正常刺激に現代人は踊らされている

人や動物には超正常刺激というものがあります。
超正常刺激はwikipediaから参照すると、現実にはあり得ないのに、その動物に特定の行動を引き出す刺激になっている刺激です。
これだと分かりにくいのでエロいことを例にすると、アニメのように女性の胸がすごく大きくて、現実にはあり得ないけれども、一般的には現実よりものすごく(かは分かりませんけれども)興奮する、ということです。
現実にありえないほど胸が大きくてありえないのに、通常よりものすごく興奮する、自然界ではありえない強い刺激のことです。
今回はタイトルからも、糖質に関わります。
狩猟採集時代、人が本能で生きていたときに、糖分が欲しくても全然なかった。
そのため、糖質があればすぐに食べるようにしていた。
それが生死を分けているので、当然です。
糖質を食べるということが、抗えない本能となって、染みついています。
その本能は現代まで残っていて、糖質がたくさんあるお菓子を無限に食べたくなる超正常刺激となっています。
この糖質は自然界にはあまり存在しませんが、お菓子と言う、糖質を圧縮されたものがあると、いくらでも、身体に過剰にあったとしても、食べたくなってしまう、超正常刺激となっています。
糖質の吸収と血糖値のラグ

この糖質ですが、考えるとちょっとおかしいな、と思っています。
糖質が悪者にされる原因の1つに、血糖値が上がりすぎるから、ということがあります。
お菓子を食べて15分程度で血糖値が急激に上昇する、と。
糖質は使いやすいエネルギーで、食べてすぐに吸収されるからだとされています。
こうして聞いていると「そうなんだ~」と思うんですけれども、ちょっとおかしいと思いました。
糖質って15分で吸収される、ということに引っかかりました。
小学生だったか中学生だったかは忘れましたが、生物の授業で、でんぷん、たんぱく質、脂肪が消化酵素で分解される工程を習ったと思います。
唾液、胃液、たん汁、すい液、腸液~と分解されていくやつです。
ペプシンとかトリプシンとか、プシンプシンとつくやつです。笑
で、このときの授業から考えるなら、でんぷんは唾液でまず消化されて麦芽糖に、その後すい液と小腸で分解されてグルコースになり、吸収されます。
食べたものが吸収されるのって、小腸ですよね。
胃では吸収できません。
胃はあくまで消化液で出しているだけです。
口に含んでから小腸に届くまでおよそ3~4時間といわれていて、食べたものが吸収されるまで、3~4時間は少なくともかかるということです。
ですが現実は、お菓子を食べてたった15分程度で血糖値が急激に上昇しています。
こちらは計測した事実なので間違いないと思いますが、「糖質は使いやすいエネルギーで、食べてすぐに吸収される、だから血糖値が上昇する」というのは人体の構造上誤りです。
だって、胃の消化で3~4時間かかる訳ですから。
となると、15分後に血糖値が上がるのは糖質が吸収されたからではなく、胃から何かしらの信号が脳に届いて、脳から肝臓へと信号が渡って、グリコーゲンをグルコースに分解し、血中に流れて血糖値が上がると考えられます。
で、このグルコースを放出せよという信号ですが、脳のバグなのか、出るタイミングにラグがあります。
胃で検知されて脳に対してシグナルを送って、そして脳が血糖値を上げる信号を出すのか、その辺りはまだわかっていません。
まあ自分が知らないだけかもしれませんが。
その場合は教えて頂けると助かります。
糖質が吸収されるのは後だから、血糖値って脳のバグ?

疲れた時に甘いものを食べたくなるのは物理的に糖分が足りないからではなく、脳が見せた幻想の可能性があります。
先程のように、糖質は吸収されたわけではなく、あくまで胃の中で消化されている最中なのに、血糖値が上がっているはずなので。
なので、数分でいいのでお菓子を我慢して別のことに集中していると、「お菓子食べたい!」幻想は消えて、案外あっさりお菓子への執着がなくなります。
こういった衝動は、脳が見せている幻想なんですね。
感情、本能的なものです。
なので、感情が落ち着く数分我慢できれば何事もなく耐えることができます^^
どうせ感情的な脳のバグだ、数分耐える! と試してみてください^^
こうすると、血糖値スパイク、血糖値の乱高下が起こらなくなるので、安定したパフォーマンスが発揮できます。
また疲労感も減ります^^
お菓子に対して無駄なコストもかからなくなるので、非常にオススメです。
ちょっとした我慢。
是非、試してみてください!