相手にわかってもらいたいときには相手の立場に立つ
●相手にわかってもらいたいときには相手の立場に立つ
どうも、早乙女です。
今回は、相手にわかってもらいたいときには相手の立場に立つ、というテーマでお話します。
音声はこちらから。
相手が理解してくれないのか、自分の伝え方が悪いのか

とある方の相談を受けたとき、こんな相談を受けました。
「相手が私の話を分かってくれない! わけわかんない!」
これをかわいい子がかわいく言うと許せますが、大人がコミュニケーションにストレスを抱えて言うと、シュールですね^^;
相手が話を理解してくれなかった、ということです。
自分は相手よりもそのことに詳しくて、なるべく分かりやすく伝えている。
自分でつまずいたところはなるべく詳しく語って、専門用語はなるべく無くして、理解しやすくした。
にもかかわらず、全然理解してくれなかったそうです。
相手に理解してもらえない、このときに解決方法は2つしかありません。
相手の理解力が上がるか、自分の伝える力を上げるかです。
相手の理解力を上げるのは積み重ねてきたことなので、短期的にできません。
ゲームじゃないんで。
となるとできることは、自分の伝える力を上げること。
これに尽きます。
相手に理解してもらうために、自分ができること

7つの習慣から影響力を考えれば、影響の輪と関心の輪があります。
相手の理解力を上げるのは関心の輪、変えられないこと。
自分の伝える力を上げるのは影響の輪、変えられることです。
なら、自分の影響の輪にフォーカスします。
相手が理解してくれない! と相手に怒っても、いいことはないです。
というか、無駄な怒りなのでやめた方がいいです^^;
では、自分の伝える力を上げるには、具体的にどうすべきか?
1つは、言い方を変えることです。
同じ内容でも、言い方を変えれば人に伝わることがあります。
遊び盛りの小学生にどうやって算数を教えるか?

自分は大学生の頃、塾講師をしていました。
高校生から小学生まで幅広く担当していました。
正確には人がいなかったので担当しなければならなかった、ですけれども^^;
それはさておき、小学生へ教えるとき、2桁の掛け算がわからない子がいました。
「これはこうなるんだよ~」となるべく分かりやすく説明しているつもりでも、なかなか分かってくれない。
そのときに思いついたのが、モンハンでした。
モンハンの確か3DSの4Gに出てくる武器に、「操虫棍」というものがあります。
虫をモンスターにぶつけて攻撃することもできる武器です。
この虫に対してパラメータを振ることができて、攻撃力や移動速度を変えることができました。
もう1つパラメータがあったと思うのですが、それは忘れました。笑
今となっては記憶があいまいですが、確か元が100から経験値をためると120とかに振れるだったと思います。
その子がモンハンが好きなことはわかっていたので、雑談をしていればみんな何が好きかは分かりますので、その操虫棍の虫の速さの計算に例えて教えました。
虫が130のとき、移動速度はどれくらい? とか。
結果が間違っていたら、それだとハンターが歩く速度を越えるからおかしいよね、とか。
逆に虫の速度を~~にするには速度いくつにすればいい? と割り算まで教えていました。
この結果、2桁(いや、ひとっとびに3桁かもしれませんが)の掛け算を例を変えて教えただけなのに、その子はとても楽しんで掛け算を覚えてくれました。
計算ドリルでは全然わからなかったことが、モンハンに例えたら一瞬で理解してくれたのです。笑
モンハンは素晴らしいゲームですね。笑
それから、なるべく相手の興味を引くようなことを例えて話すように心がけています。
もし相手に伝わりにくい、と思うなら、そのことを自分視点で分かりやすく丁寧に伝えるのではなく、相手の立場に立って、相手が興味を持つような伝え方をしてはいかがでしょうか?